1980年にアメリカで著作権法が改正され、コンピュータ・プログラム(以下「ソフトウェア」)も著作物として取り扱われる事になり、それ以降、ソフトウェアは著作権法で保護されるようになりました。近年では、ソフトウェアの違法コピーやソフトウェアライセンスの不正利用などの法的問題は、社会的な信用の失墜に繋がるおそれあることから、企業ではソフトウェアのライセンス管理に取り組んでいます。また、最近では、ソフトウェアのライセンスコンプライアンスだけでなく、投資を最適化する目的やセキュリティ―対策としてのパッチ管理も含めたより包括的なソフトウェア資産管理(SAM)の必要性が指摘されており、企業でのSAMの導入も進んでいます。今回は、企業活動の基盤を支えるIT資産、とりわけソフトウェア資産を適切に管理するとともにITサービスの効率化を図るための管理手法であるSAMに関してご紹介します。
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