これまではITは業務の効率化や生活を便利にするための手段としての役割が大きかったと思われます。企業ではロボットの導入によって自動化や省人力化を進めたり、業務パッケージやアプリ・ツールの採用で業務の効率化が進みました。日常生活ではネットワークの進化とスマホなどのデバイスの多機能化でメディアの利用や予約、決済が簡単にできる便利な社会が実現しています。
ではIT産業がこの延長上で進むのでしょうか。近年、SDGSやGX(Green Transformation)を強く意識した企業経営が求められており、その貢献度によって企業ブランドが決定したり、投資先として選ばれることが多くなっています。このような社会の変革の中にあって、IT産業は変革を意識した新たな舵取りが不可欠になりつつあります。今回のセミナーでは産業全体の変化の動向をみながら、どのようにIT産業が発展していくのかを考えてみたいと思います。今回は講師の大幸様に約60分のご講演をお願いしました。ご講演終了後は大幸様と参加者の皆さまで意見交換をたっぷりできる時間を設定しました。
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